• 自分の心を形成している要素をシンプルに整理すると、「過去の経験+現在の環境+未来の期待」と考えられる。それぞれの要素をよく観察し、どう解釈しているかが自分の心・考えを知る上で大切なことになる。 #
  • マネジメントにおいて、思いや考えを言語化することは大事だが、言語化できない部分を感じ取ること、伝えることも大事。だからこそ対面・対話の場を多く作ることが必要。 #

前回に引き続き、今回はロジカルシンキングのコンテンツについて説明します。
コンテンツ開発では、下記の2つの観点から考えていきます。

○論理的に考えるやり方を学ぶ
○具体的な活用シーンに応用する
 
やり方に関しては、考える視点やロジックツリーやフレームワークなどの手法を学び、
活用シーンに関しては、現実のケースにあてはめて考えるようにします。
コンテンツ開発のプロセスに沿って、整理していきましょう。
 
①コンテンツの洗い出し
⇒目的と手段や原因と結果の考え方、ロジックツリーの作り方、MECEの考え方など。
あまり多くしすぎないことがポイントです。
 
②各形式の決定
⇒ディスカッション中心のワークショップ、実際の現場の仕事を活用したケーススタディで
思考する時間を多くとります。
 
③プロセスと時間配分
⇒手法の学習と実践ワークの繰り返しで時間を配分していきましょう。
 
④アウトプットの整理
⇒現場での活用シーンをイメージしたフレームワークや実際の業務の分析などが主な
アウトプットとなります。
 
参考にロジカルシンキングのコンテンツ例を記載しておきます。
 
■研修の目的・アイスブレイク(頭の体操)
■論理的に考えるために必要な視点(講義)
■ワークショップ①情報の整理(ロジックツリーの作成)
■ワークショップ②原因の考える(問題の原因分析)
■現場への応用①報告書の作成(現場の問題を整理する)
■現場への応用②自分の問題解決する(原因分析と解決策の立案)
■現場への応用③わかりやすく話してみる(3分間のプレゼンテーション)
■仕事で活用するためのアクションプラン(ワークシート)
■研修のまとめ
 
ロジカルシンキング研修開発のポイントは、考えるとはどういういことかを
体感でき、いかに現場で活用するかをイメージできることができているかという
点になります。その点を忘れないで、自社にマッチしたコンテンツを開発してみましょう。
  • コミュニケーション力をテクニックで高めようしてはいけない。最適な言葉と表現は常に状況に応じて変わる。こういう時はこう言えばいいという表面的なトークだけは、本当に相手の感情まで動かすことができるはずがない。常に相手をよく見て、考え、感じることをこころがけること。 #
  • 教育は自己中心的な部分を減らしていくことから始まる。 #
  • 企業内研修の効果の限界を知ること。その上で研修は企画・開発されるべき。成果を出す場でもなく、成長する場でもない。何かを知り、何かに気づいて、成果と成長のきっかけを生み出す場である。本当の成果と成長は現場における実践にある。 #
  • クレームを商品・サービスに対する不満の解決を期待されていることと定義する。すると、クレーム対応はその期待に応えるということになる。期待に応えるのであれば、CS活性化ということになる。 #
  • 不安は過去と未来を考えることが発生源となっている。今をもっと見つめ、今やるべきに集中すれば、不安は減っていく。 #
  • 問題を見つけるとすぐに解決したくなる。その解決したい感情をちょっとだけ抑えて、問題と原因を知ることをまずはやってみよう。それだけで、解決策の質は高まる。 #

今回取り上げる研修テーマはロジカルシンキングです。10年くらい前から

関心が高まり、実施している企業も非常に多い研修のひとつです。

仕事において考える機会が減っているわけではありませんが、もっと質の高い

思考をするための一つの手法として高いニーズがあります。

では、どのようにテーマを設定していけばいいのでしょうか。

 

ロジカルシンキングというと、ロジックツリーの作り方やMECE(もれなくダブリなく)の考え方を

学習するイメージが強く、応用的なケースになると定量分析やフェルミ推定を扱うことも

あります。

 

研修のテーマ設計の観点からすると、下記の観点を十分に考慮しながら、

検討していく必要があります。

 

○考えることに関して現場にどんな問題が発生しているのか

 

※若手社員があまり考えていないといった抽象的ではなく、具体的に整理する

 

⇒伝えてくる情報がわかりにくい

⇒資料がうまくまとめられない

⇒会議がうまく進まず、無駄が発生している

⇒現場の問題がなかなか解決しない

 

○どんなアウトプット・考えを期待しているのか


※考えることを通じて何を具体的に実現してほしいのかを整理する

 

⇒わかりやすい整理された資料(文章)

⇒わかりやすい発言・説明(コミュニケーション)

⇒事実ベースでの状況把握(理解)

⇒スピーディーな問題解決(分析・意思決定)

 

このような観点で情報を整理し、テーマを決めていきます。

思考法やツールを学習することがテーマになると、現場の活用や

研修成果から見て、効果が下がってしまいます。

 

ロジカルシンキング研修のテーマ設定も目的ベースで考えるようにしましょう。

研修設計自体がロジカルでないといけません。

  • 営業は絶対に話しすぎるなとか、聞くことが8割などと言われる。話すぎるのがいけないのは、相手の興味関心を生まない内容であったり、相手が話そうとする機会を奪っている場合である。本当に成果を出せる営業は、質問できるだけでなく、よい場の空気を作るトークができる。 #
  • 商品・サービスの差別化のポイントが伝わりにくいときは、商品・サービスが完成するまでのストーリーや購入前と後のストーリーで他社と差別化できる部分を伝える。 #
  • 組織のビジョンに比べ、自分のビジョンは案外描きにくい。未来に燃えるものを見つけるか今の自分を燃やすか。先にあるビジョンだけがすべてではない。 #
  • 感情にも目を向けよう。頭以上に心がよく考えているかもしれない。 #