研修の効果をどう考えるか
2009/ 10/ 22
ビジネスにおいて、何かにコストをかける際には、当然ですが、
費用対効果を考えます。研修にコストをかけるときも同様です。
費用だけでなく、時間もかけますので、研修をやるからには、
それに見合った効果を期待します。
研修後のアンケートで研修の感想、習得度などから効果を検証することも
大切ですが、効果は「現場での変化」を見て考えるべきです。
研修の効果はどのように考えればいいのでしょうか。
研修の効果を測定する観点として、
○行動や意識の変化
○問題の解消
○仕事の成果
があげられます。
行動や意識の変化の観点で効果測定する場合は
⇒「行動の量や質、スピードが具体的にどのように変わったか」
問題の解消の観点で効果測定する場合は、
⇒「具体的にどんな問題が解消され、どれくらいのスピードで解決されたか」
仕事の成果の観点で効果測定する場合は、
⇒「具体的にどんな成果が上がり、どれくらいの変化が見られたか」
という項目で定量的かつ定性的に検証することが必要です。
検証の方法としては、
売上の変化など数値的な分析や
現場へのヒアリング、アンケートなどによる情報収集をして、
総合的に判断します。
また、効果が出るにはある程度時間がかかることを考慮し、
半年から1年間くらいの中期的なスパンで効果を検証していくことも
留意しておくことが重要です。
研修のその場が良かったということだけで効果を判断するのではなく、
現場でどんな変化、成長を生み出すことができたかという観点で
効果を求めていくことが重要です。また、その効果を高めるために
教育担当からのフォローもしっかりとやっていきましょう。
わかりやすさにこだわる
2009/ 10/ 11
これまでの記事にも書いていますが、研修で多くの知識やノウハウを学び、
身につけたとしても、現場で活用できなかったり、仕事の成果を生み出すことが
できなければ、何も意味がありません。研修で勉強することが目的ではないので、
その点にこだわりを持って企画していかなれければなりません。
そこで、非常に重要なキーワードになってくるのが、「わかりやすさ」です。
まだ理解できていないことや新しい価値観を自分に吸収する時には、
多くの思考の時間が必要です。その時間を最小限に抑えるためにも
わかりやすさが効果を発揮します。
わかりやすさとはどういうことでしょうか。
わかりやすいということは
○理解しやすい(解釈的な効果)
○活用しやすい(実用的な効果)
○覚えやすい(記憶的な効果)
○伝えやすい(波及的な効果)
○+すぐに(時間的な効果)
という効果が生まれるということです。
このような効果を意識して、文章の表現、ポイントの整理、解説、図式化をして
行くことが必要です。
具体的にわかりやすくするためのポイントは
○量を減らすこと(文章を短くすること、3~5つに絞ることなど)
○非日常的な単語を使わないこと(横文字、難しい漢字など)
○視覚的に整理すること(図式化、表など)
○ストーリーを持たせること(前後の繋がり、全体像の提示など)
○具体性があること(事例、体験談など)
となります。
相手視点に立ち、どうやったらわかってもらえるのかを十分に考えながら、
コンテンツを設計していくことを意識してください。