研修開発のケース③モチベーション研修のテーマ設定

モチベーションやストレスマネジメントをテーマに研修企画されるケースも非常に増えてきてます。
業務過多や職場の人間関係によるモチベーションの低下の解消や組織のビジョン設定や職場環境整備による
モチベーションの向上が企業において必要性が感じられていることが背景にあります。
今回はモチベーションをテーマにどう研修コンテンツのテーマを設計していけばいいのかを考えていきましょう。
 
モチベーション研修もこれまでの記事で掲載しているポイントと同様に、目的と対象から
最適なテーマを設定することが大切です。主に下記のような観点になります。
 
◯誰のモチベーションを高めるのか(対象)
 
自分⇒モチベーションのコントロール
部下⇒モチベーションのマネジメント
組織全体⇒モチベーション向上の仕組み化
 
◯なぜモチベーション向上が必要なのか(目的
 
仕事のパフォーマンスを向上させる
疲弊感を軽減させる
組織の一体感を醸成する
 
◯どの場面でモチベーションを高めたいのか(状況)

自己の通常業務の遂行
プロジェクトの遂行
目標設定の面談
社内コミュニケーション(会議など)
 
このような観点でテーマを具現化することで研修の質を高めます。例えば、
「仕事のパフォーマンスを高めるために、目標面談で部下のモチベーションをマネジメントすること」と
「組織の疲弊感をなくすために、日常業務で自分のモチベーションをコントロールすること」
という2つのテーマがあれば、コンテンツも大きく変わってきます。
 
モチベーションアップの手法は多く存在しますが、その内容をコンテンツに盛り込む前に
テーマを明確にし、絞り込んでいく必要があります。
次回はモチベーション関連コンテンツの種類と方法を上げ、カリキュラムをご紹介します。