研修開発のケース①コミュニケーション研修のテーマ設定

今回から具体的なテーマごとに研修をどのように設計・開発していけば

効果的なコンテンツになるかを検証していきたいと思います。
第1回目は、コミュニケーションについて考えていきます。
 
コミュニケーションは非常に幅広い概念ですので、一言で
コミュニケーションスキルアップといっても具体的に何をどう高めていくか
を選定していくことが必要です。
 
次のような観点で整理してみましょう。
 
○誰に対するコミュニケーションか
 
部下⇒部下育成、指示命令など
上司⇒報告・連絡・相談など
社員全般⇒プレゼンテーション、会議など
顧客⇒営業、ブランディング、電話応対など
 
○どんなコミュニケーション手段か
 
会話形式⇒対話、会議など
文章形式⇒文書、メールなど
状況別⇒1対1、1対多など
 
○どの部分を高めるか
 
話の聞き方
話の伝え方
コミュニケーションの中身
 
 
上記のような観点で、一旦研修の目的を具体化してみると、
目的や課題に沿った研修を設計しやすくなります。
 
コミュニケーションの基本的ことを学習する場合は
やや抽象的になりますが、幅広いテーマを扱うことが可能ですし、
応用として、絞り込んだテーマで具体的な方法・ノウハウを
習得することも可能です。
 
テーマを設定したら、どのようなコンテンツ、アプローチで
取得するかを対象者や課題に合わせて考えていくステップとなります。