わかりやすさにこだわる

 これまでの記事にも書いていますが、研修で多くの知識やノウハウを学び、

身につけたとしても、現場で活用できなかったり、仕事の成果を生み出すことが
できなければ、何も意味がありません。研修で勉強することが目的ではないので、
その点にこだわりを持って企画していかなれければなりません。
 
そこで、非常に重要なキーワードになってくるのが、「わかりやすさ」です。
まだ理解できていないことや新しい価値観を自分に吸収する時には、
多くの思考の時間が必要です。その時間を最小限に抑えるためにも
わかりやすさが効果を発揮します。
 
わかりやすさとはどういうことでしょうか。
 
わかりやすいということは
 
○理解しやすい(解釈的な効果)
○活用しやすい(実用的な効果)
○覚えやすい(記憶的な効果)
○伝えやすい(波及的な効果)
○+すぐに(時間的な効果)
 
という効果が生まれるということです。
このような効果を意識して、文章の表現、ポイントの整理、解説、図式化をして
行くことが必要です。
 
具体的にわかりやすくするためのポイントは
 
○量を減らすこと(文章を短くすること、3~5つに絞ることなど)
○非日常的な単語を使わないこと(横文字、難しい漢字など)
○視覚的に整理すること(図式化、表など)
○ストーリーを持たせること(前後の繋がり、全体像の提示など)
○具体性があること(事例、体験談など)
 
となります。
 
相手視点に立ち、どうやったらわかってもらえるのかを十分に考えながら、
コンテンツを設計していくことを意識してください。