研修後のアクションを明確に

研修では、新しい知識やスキルを身につけ、課題を発見するといった形で
多くの気づきがあります。ただし、研修から時間がたつと、学んだことを忘れてしまったり、
高まったモチベーションが下がったりしてしまいがちです。
 
現場での成果をあげることや個の成長を目的として、研修に投資をしているわけですので、
それでは、研修の意義がなくなることにもなります。
 
そこで、研修効果を継続させ、成果につなげるために
研修の中で必ず決めないといけないのが、アクションを具体化することです。
 
研修の終盤に「アクションプラン」という形でアクションを明確にすることを
コンテンツとして取り組むといいと思います。
 
アクションプランを考える際に必要な観点としては、
 
スキル習得系の研修であれば、

○何を学んだか
○仕事のどこに活かしたいか
○いつまでにスキルを身につけたいか
 
現場の課題解決系の研修であれば
 
○明確になった課題は何か
○具体的な解決として、何をするか
○いつまでに達成したいか
 
といった観点でアクションプランとして、現場でやるべきことを具体化する必要があります。
さらに、一定の期間をおいて、アクションプランが実行できているのかどうかをチェックします。
 
研修の成果をアンケート結果での判断・検証することも必要ですが、
現場でのアクションまで含めて検証し、より良い研修に改善をし続けていくことが
非常に重要です。