研修企画で考慮すべき3つの観点

企業研修では、新しい知識を得たり、トレーニングを通じて何かスキルを身につけたり、

現場の課題解決、行動計画立案などを行ったりします。
研修と一言でいっても、目的や内容、進め方は様々です。
 
研修の担当者の方は、研修企画の際にはどのような観点でコンテンツを考えていますか?
 
自社にとって有効なプログラムや講師を選定、開発することも大切ですが、
企画段階で、効果を最大化にするために、どんな目的でそのために、受講者の方に対して
何を学習してほしいのかを明確にすることが重要です。
 
その研修企画に最低限必要な観点を挙げて考えていきたいと思います。
大きく分けて、現状把握、目的(ゴール)設定、コンテンツの3つ観点になります。
 
<現状把握>
受講者だけでなく、組織の状況も合わせて把握する

(具体的項目)
○現場で具体的に起こっている事実
○経営の状況がどうなっているのか
○受講者の課題は何か

<目的(ゴール)設定>
あるべき姿を明確にし、研修後のイメージを具体化する

(具体的項目)
○会社として、何を求めているのか
○そのためにどんな知識、考え方必要なのか
○現場でどのような成果を出してほしいのか

<コンテンツ>
研修効果を最大化にするために最良の方法を考える

(具体的項目)
○どんなメッセージを伝えたいのか
○どうやって気づき、アウトプットを生み出すのか
○具体的な行動を起こすために何が必要か
 
 
研修企画では、最低限これらの観点で考え、企画に必要な情報を整理していくことから
スタートしていくことが大切です。このような形でまとめることにより、ひとつひとつの研修の質を
高めていくことが可能です。
 
これまで行ったことがある研修企画を振り返ってみて、抜けている観点がないか、
もっと必要な情報がないか、改めて考え、今後の研修効果の向上にぜひ活用してみてください。