スキルを因数分解すると効果的な改善ができる

スキルの習得や強化は非常に時間がかかります。
こうすればいいとわかっても、実際にはなかなかうまくできません。
例えば、コミュニケーションスキルでも、人の話をしっかりと聴く、
わかりやすく結論から話すなど強く意識しないとできないものです。
 
実際にスキルの習得までは、以前の記事でも述べたように
『知らない⇒学習⇒知っている⇒体験⇒わかる⇒反復⇒できる⇒習慣』
というステップで成り立っています。
特に「わかる」から「できる」までのプロセスは多くの経験が必要です。
ただ、このプロセスの成長スピードを高めることは可能です。
実践の振り返りをし、改善をより意識的におこなうことで可能となります。
 
その際に、スキルの因数分解し、細分化し、具体的にポイントを
絞り込むとさらに効果的な改善ができます。
スキルは抽象的な概念なので、細分化することで、
行動に近い状態することで具体化できます。
 
例えば、
コミュニケーションスキルであれば、
コミュニケーションスキル=聴く力×質問する力×伝える力
営業スキルであれば、
営業スキル=行動量×提案力×クロージング力
 
など、分解することで、強化ポイントを絞り込みやすくなります。
 
さらに分解することも可能です。
行動量=目標設定×行動管理×モチベーション
提案力=ヒアリング×論理的思考×プレゼンテーション
クロージング力=交渉力×調整力×改善力
 
分解の仕方に特に正解はありませんが、
自分の課題は明確になりやすくなります。
高めたいスキルを分解し、強化ポイントを明確にしながら
スキルアップに取り組んでいきましょう。