問題解決はスピードとマインドが大切

業務遂行において、問題解決をおこなう機会は多くあります。
コミュニケーションの不足、進捗の遅れ、トラブルの発生、モチベーションの低下など
どの組織でも頻繁に挙げられる問題が存在し、その解決が求められます。
問題をよく「あるべき姿と現状のギャップ」と定義されますが、
広義で捉えれば、ほぼすべての仕事が問題解決といれるのではないでしょうか。
研修自体もひとつの問題解決ともいえます。
 
しかし、問題もそう簡単には解決できないことがほとんどです。
多くの企業の問題解決研修で現場の問題を見てきて、
挙げられた解決を阻害する要因を列挙してみます。
 
○あるべき姿が明確でない
○現状を正確に把握できていない
○取り扱う問題を定義できない
○解決プロセスが表面的である
○解決策に具体性・実現性がない
○解決に対する主体性が欠如している
 
このような要因が、問題解決の足をひっぱっています。
ただし、これらの要因をすべて排除するには、時間がかかったり、
実際に現場で活用するには、対処すべき観点が多すぎたりします。
 
問題解決において、より確実に成果を上げるためには
「スピード」と「マインド」を高めることを意識することにフォーカスし、
解決に臨むことが重要です。
 
深く原因追求し、的確な解決策を出しても、それが正しいのか、
実行されるかが懸念されます。その懸念点を排除するために
時間がかけても難しいのが現状です。
 
問題解決をスムーズにおこなうためには、
 
○解決策をすぐ決め、すぐやってみるスピード感
○必ず解決しようとするマインド
 
という2点を意識することが非常に大事です。
 
「時間と手間をかけて分析し、熟考した解決策」
「実行結果の検証回数を増やして出てきた解決策」
のどちらが成果が出やすいか、現場における実践で確かめてみましょう。
後者の効果性を確認することができるはずです。